はじめに
製造業や設備保全の現場で「油圧」を操るプロの証、それが国家資格「油圧装置調整技能士」です。
しかし、いざ勉強を始めようとしても「実技試験が2種類あるって本当?」「どの本が最新なの?」と戸惑う方も多いはず。
この記事では、おすすめ教材をベースに、最短合格へのルートを解説します。
技能検定 油圧装置調整とは?
油圧装置の組立て、調整、点検に関する知識と技能を評価する国家検定です。
この試験の最大の特徴は、「学科」に加えて「実技」が2つのパートに分かれている点にあります。
試験の構成
| 試験区分 | 内容 | 対策の難易度 |
|---|---|---|
| 学科試験 | 油圧の基礎理論、材料、安全衛生など(真偽式・三肢択一式) | 中 |
| 計画立案等作業試験 | いわゆる「実技ペーパー」。回路図の読解や計算問題 | 高 |
| 製作等作業試験 | ポンプ・バルブの分解・組立、芯出しなどの「実機作業」 | 要練習 |
合格への三種の神器!おすすめテキスト
1. 技能検定試験問題集 87 油圧装置調整(令和2・3・4年度)
- 特徴: 中央職業能力開発協会(JAVADA)が監修する、いわば「公式過去問集」。
- おすすめの理由 技能検定は過去問の類似問題が多いため、これを3年分完璧にするのが合格の最低条件です。
2. 実用油圧ポケットブック(第4版)
- 特徴: 日本フルードパワー工業会が発行する、油圧業界の「バイブル」。
- おすすめの理由: 学科試験の基礎知識だけでなく、実務でも一生使える1冊です。以前のブログで紹介されていた古い解説集よりも、図解が現代のJIS規格に準拠しているこちらを強く推奨します。
- 入手先:日本フルードパワー工業会
3. 油圧装置調整技能士 実技ペーパー問題解説CD「どんとこい油圧検定」
- 特徴: 最難関と言われる「計画立案等作業試験」に特化した、受験者の支持が圧倒的に高い教材。
- おすすめの理由: 独学者が最も苦戦する「回路図の計算」や「不具合箇所の特定」を動画や詳細解説で補います。
- 入手先: 公式販売サイト(教材出版)
効率的な勉強法:合格へのロードマップ
STEP 1:学科は「過去問」を回す(試験3ヶ月前〜)
学科試験は、過去問とほぼ同じ選択肢が出ることも少なくありません。
過去問を繰り返し解き、間違えた箇所は『実用油圧ポケットブック』でJIS記号の意味を再確認しましょう。
STEP 2:「実技ペーパー」の計算に慣れる(試験2ヶ月前〜)
1級・2級ともに、実技ペーパー(計画立案)が最大の難所です。
シリンダの速度計算、回路の圧力損失など、頻出パターンを『どんとこい油圧検定』で徹底的に練習します。
STEP 3:「受検準備講習会」への参加(試験1ヶ月前)
ここが最も重要です。 製作等作業試験(実機作業)は、テキストを読むだけでは合格できません。
各都道府県の職業能力開発協会が主催する「受検準備講習会」に必ず申し込みましょう。実際に試験で使うポンプや測定器に触れ、プロの指導を受けることが合格への最短距離です。
古い教材には「JIS記号が古い」ものがあります。必ず最新のJIS B 0125(油圧・空気圧図記号)に基づいた教材を選んでください。
まとめ
- 過去問(雇用問題研究会)で学科の傾向を掴む。
- 実用油圧ポケットブックで最新のJIS記号をマスター。
- 実技ペーパー対策(どんとこい)で難所を突破。
- 講習会で実機操作のコツを掴む。
この4ステップで、あなたも一発合格を掴み取ってください!


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