kurupanです。
私は2級電気めっき技能士(技能検定 電気めっき 2級)の資格を持っています。
無事1発合格できたので、おすすめの問題集を紹介していきます。
なお、技能検定は筆記試験と技能試験に分かれていますが、今回紹介するのは筆記試験の対策用の問題集です。実技試験は、日々の業務の中で技能を習得しながら対策しましょう。
技能検定(技能士試験・検定)ってなに?という方はこちら
私のおすすめは技能検定学科試験問題解説集です!
特長 過去3年分の出題問題が掲載されている
「当り前じゃないか!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、読んでみるとわかりますが、この試験、出題内容が毎年ほぼ同じです
さすがに全く同じ問題が出てくることはありませんが、毎年数字を変えただけ、主語を変えただけの問題が出てくることがわかります。
つまり、この問題集を解けるようになれば、本番の試験問題も間違いなく解けるようになります。数字を変えてるだけですからね。
実際、私が受験した時もこの問題集とほぼ同じ問題が出てきたので、簡単に合格することができました。
とにかく、この本を入手するところから始めましょう。
問題を読んでみて、難なく解けるようであれば、受かったも同然です。
なかなか置いている書店が少ないので、ネット経由での入手をお勧めします。
セットで持っておきたい本
問題集を解けるようになれば、本番の試験問題も解ける、と言いましたが、高校レベルの化学の知識が前提です。
急に仕事で技能士の資格が必要になって、この問題集を読んでみたものの、自分の知識が不足していて内容がよくわからない・・・という方もいらっしゃると思います。
そんな方は。めっきの入門書を読んで基礎知識をつけるところから始めましょう。
私のおすすめは図解入門よくわかる最新めっきの基本と仕組みです。
図解でめっきの基本をやさしく解説しています。
また、タイトルに「基本」とありますが、十分に応用レベルといえる内容(母材ごとの前処理方法の違い、起きやすい不良とその対策、品質管理の方法など)までカバーされており、資格取得後の実務にも十分に使える内容になっています。
資格取得の後まで考えるのであれば、このような本を一冊持っていると非常に便利だと思います。
また、「図解入門 よくわかる最新めっきの基本と仕組み」でも内容がいまいちわからない!という方は思い切って高校の化学のおさらいをしましょう。
勉強で大事なのは、自分がわからないところまで思い切ってさかのぼって勉強することです。
高校時代、化学の授業はさっぱりわからなかった・・・という方も安心してください。
市販の参考書は高校の授業で使われているものより、はるかにわかりやすいです。
高校の授業で使う教科書は価格、教えていい範囲等のいろいろな制約があるので、わかりやすさが犠牲になってしまっているのです。
わかりやすさに定評のある参考書を使えば、もっと簡単に理解することができます!
私のおすすめは「岡野の科学が初歩からしっかり身につく」シリーズです!
とてもやさしい語り口で、わかりやすく化学を説明しています。
(私のように)学校の化学の授業についていけなかった人でも、この参考書を使えば自分のペースでしっかりと化学の基本を理解できるようになると思います。
技能検定に出題される範囲は、無機化学と、理論化学の一部の範囲だけなので、「理論化学(2)+有機化学(2)」は要りません。必要なところだけ勉強しましょう。
公式のテキストもおすすめ!
職業能力開発総合大学校が出している公式テキストもおすすめです。
この本の特徴は何よりも実用的だということ。
めっき関連の本は大学の先生が書いてたりして、学術的な内容は充実しているのですが、治具設計のノウハウとか、槽の材質・構造だとか、剥離の仕方とか、実用上大事なところは書いてなかったりするんですよね。その点、この公式テキストは充実しているので、試験が終わったあとも現場で重宝します。
まとめ
技能検定 電気めっきの筆記試験の対策では、
本番の問題とほぼ同じ内容が乗っている「技能検定試験問題集20 めっき/ダイカスト 〔電気めっき作業〕〔コールドチャンバダイカスト作業〕」
を購入して、出題内容をマスターしましょう!
問題集をめくってみて、内容がわからない方は、
・めっきの基礎知識を習得する本
・高校化学の基礎をわかりやすく解説している参考書
を買って、問題の内容がわかるレベルまで知識を身につけましょう!
しっかり対策すれば比較的簡単に取得できる資格です。
ぜひ1発合格を目指してみてくださいね。
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