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公害防止管理者大気関係1種、2種、3種、4種の違いを解説【業務・試験の違い】

公害防止管理者
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kurupanです。

本記事では、公害防止管理者 大気関係1種、2種、3種、4種の違いについて解説します。

水質についてはこちらの記事をどうぞ。

種別の業務上の違いは?

大気関係公害防止管理者の種別は1種、2種、3種、4種に分かれています。

その業務上の違いは

  • カドミウム・その化合物、塩素・塩化水素、ふっ素・ふっ化水素・ふっ化けい素、鉛・その化合物を発生する施設(大気関係有害物質発生施設)を含むか
  • 排出ガス量が1時間当たり4万m3以上か

で決まります。

 排出ガス量が1時間当たり4万m3以上排出ガス量が1時間当たり4万m3未満
大気関係有害物質発生施設1種2種
大気関係有害物質発生施設以外のばい煙発生施設3種4種

(厳密には排出ガス量は1時間当たり1万m3以上4万m3未満)

大気関係1種はすべての工場で大気関係の公害防止管理者になることができます。

1種と2種の違いは排出ガス量です。

4万m3以上であれば、1種の資格が必要になりますが4万m3以下であれば、1種、2種どちらでもOKです。(3種と4種の違いも同様です。)

1種と3種の違いは有害物質(カドミウム・その化合物、塩素・塩化水素、ふっ素・ふっ化水素・ふっ化けい素、鉛・その化合物)排出の有無です。

有害物質の排出があれば1種の資格が必要になりますが、有害物質の排出がなければ1種、3種どちらでもOKです。(2種と4種の違いも同様です。)

種別の試験上の違いは?

種別により、担当できる業務が異なるため、試験時の試験科目も異なります。

 公害総論大気概論大気特論ばいじん・粉じん特論大気有害物質特論大規模大気特論
大気関係第1種
大気関係第2種 
大気関係第3種 
大気関係第4種 

ざっくりいうと、

  • 有害物質を扱う1種、2種は「大気有害物質特論」の受験が必要
  • 排出ガス量が1時間当たり4万m3以上を扱う1種、3種は「大規模大気特論」の受験が必要

ということになります。

残りの4科目は種別に関わらず受験が必要です。

全ての科目に合格しなければならない1種が最難関となります。

6科目同時に1回で合格するのは、かなりの勉強時間が必要ですし、難易度も高いです。

時間がかかってもいい方の場合は、科目別合格制度を活用しましょう。

公害防止管理者試験では、過去2年間に合格している科目は受験が免除されます。

例えば、

  • 1年目に第4種を受験して、公害総論、大気概論、大気特論、ばいじん・粉じん特論合格
  • 2年目に科目免除を活用して第1種を受験。大気有害物質特論、大規模大気特論のみを受験して合格

という作戦を取ることができます。

1年間で6科目合格するのと、最初の1年で4科目、次の1年で残りの2科目を合格するのとでは、難易度が大きく変わるのは理解いただけると思います。

本資格を受験されるのは忙しい社会人の方が多いと思いますので、無理のないスケジュールで受験するようにしたいですね。

まとめ

本記事では、大気関係公害防止管理者の4つの種別の違いについて解説しました。

資格取得はあくまで手段ですので、どのような目的で取得するかが重要です。

自分の目的に合わせて、最適な種別を選択しましょう。

本記事が皆様のお力になれば幸いです。

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