ITパスポート試験に合格して「次のステップに進みたい」「ITエンジニアとしてのキャリアを築きたい」と考えているあなたへ。
ITパスポートの次に目指すべき資格は、基本情報技術者試験(FE)です。
しかし、こんな疑問や不安はありませんか?
- ITパスポートと基本情報技術者試験の違いは何?
- どれくらいの勉強時間が必要なの?
- 効率的な勉強法やおすすめの教材が知りたい!
この記事を読めば、あなたの不安は解消され、基本情報技術者試験への最短ルートが見つかります。
この記事でわかること
- ITパスポートと基本情報技術者試験の具体的な違い
- ITパスポート合格者が有利になる理由と必要な勉強時間
- 合格を掴むための具体的な勉強ステップとおすすめ教材
1. ITパスポートと基本情報技術者試験(FE)の違い
ITパスポートは「ITを利活用する者」向けの入門資格です。
一方、基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」と呼ばれる資格です [1]。
求められる知識のレベルと範囲が大きく異なります。
| 比較項目 | ITパスポート試験(iパス) | 基本情報技術者試験(FE) |
|---|---|---|
| 対象者 | ITを利用するすべての人 | ITエンジニアの基礎知識を持つ人 |
| スキルレベル | スキルレベル1(入門) [2] | スキルレベル2(基礎) [2] |
| 出題範囲 | ストラテジ、マネジメント、テクノロジの基礎知識 | ストラテジ、マネジメント、テクノロジのより専門的な知識に加え、アルゴリズムとプログラミング |
| 科目A/B | 科目Aのみ | 科目A(知識)と科目B(技能) |
| 科目Bの重要性 | なし | アルゴリズムとプログラミング(擬似言語)が中心で、対策が必須 |
基本情報技術者試験は、ITパスポートの知識を土台として、より専門的な「技術」と「技能」が問われます。
特に、2023年4月の試験制度改定により、科目B(旧:午後)では擬似言語によるアルゴリズムとプログラミングが出題されます [3]。
これはITパスポートにはない分野であり、ITパスポート合格者が次に直面する最大のポイントとなります。
2. ITパスポート合格者が有利な理由と必要な勉強時間
ITパスポートに合格したあなたは、すでに大きなアドバンテージを持っています。
2-1. ITパスポート合格者が有利な理由
基本情報技術者試験の科目A(知識問題)の出題範囲は、ITパスポートの範囲と多くの部分で重複しています [4]。
- ストラテジ系(経営戦略、法務など)
- マネジメント系(プロジェクト管理、サービス管理など)
- テクノロジ系(ネットワーク、データベースなど)
これらの基礎知識がすでに身についているため、科目Aの対策時間を効率的に進められます。
2-2. 必要な勉強時間の目安
ITパスポート合格者が基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に200時間程度と言われています [5] [6]。
| 対策分野 | 勉強時間の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 科目A(知識) | 50時間〜100時間 | ITパスポートの知識を深掘りする時間 |
| 科目B(技能) | 150時間〜200時間 | アルゴリズムとプログラミング(擬似言語)に重点を置く |
| 合計 | 200時間〜300時間 | 1日2時間で約3〜5ヶ月の学習期間 |
この勉強時間の大部分は、科目Bのアルゴリズムとプログラミング(擬似言語)の対策に充てることになります。
3. 合格を掴むための具体的な勉強ステップ
合格への道のりは、以下の3つのステップで進めるのが最も効率的です。
Step 1: 科目Aの知識を「専門レベル」に引き上げる(期間:約1ヶ月)
ITパスポートで学んだ知識を、基本情報技術者試験で問われるレベルまで深めます。
- 過去問演習:科目Aの過去問を解き、知識の抜け漏れをチェックします。
- 用語の深掘り:ITパスポートでは「知っている」でよかった用語を、「説明できる」レベルまで理解します。
- 計算問題対策:ITパスポートよりも複雑な計算問題(損益分岐点分析など)が出題されるため、対策が必要です。
Step 2: 科目Bの「アルゴリズムとプログラミング(擬似言語)」を徹底攻略する(期間:約2ヶ月)
ここが合否を分ける最重要ポイントです。
- アルゴリズムの基礎理解:フローチャートや擬似言語の読み方をマスターします。
- 擬似言語の学習:特定のプログラミング言語ではなく、擬似言語の規則とロジックを理解します [3]。
- 問題演習:過去問や予想問題集を使って、ひたすら手を動かして問題を解きます。
Step 3: 総合演習と弱点補強(期間:約1ヶ月)
試験直前の仕上げの期間です。
- 模擬試験:本番と同じ時間配分で科目A・科目Bの模擬試験を繰り返し行います。
- 弱点克服:模擬試験で間違えた分野を徹底的に復習します。特に科目Bの苦手分野は、解説を読んで理解するだけでなく、自分で擬似言語を書いてみることが重要です。
4. 基本情報技術者試験のおすすめ教材
独学で合格を目指すあなたのために厳選した教材を紹介します。
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
4-1. 【最重要】科目B対策の決定版テキスト
科目Bの対策は、良質なテキストと問題集を選ぶことが成功の鍵です。
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
| おすすめ理由 |
|---|
| イラストが豊富:難解な技術用語や概念を視覚的に理解できます。 |
| 解説が丁寧:特にアルゴリズムの解説がわかりやすく、初心者でも挫折しにくい構成です。 |
| 科目Aの基礎固めにも使える:科目Aの知識も網羅しており、ITパスポートからのステップアップに最適です。 |
4-2. 【必須】過去問演習のための問題集
知識の定着と出題傾向の把握には、過去問演習が不可欠です。
基本情報技術者試験 過去問道場(Webサイト)
- おすすめの理由:無料で利用でき、科目A・科目Bの過去問が豊富に収録されています。スマートフォンでも学習できるため、スキマ時間の活用に最適です。
- 引用元:基本情報技術者試験 過去問道場
4-3. 独学が不安な方へ:スタディング
「独学ではアルゴリズムが理解できるか不安」「効率的に学習したい」という方には、スタディングがおすすめです。

理由:動画講義でプログラミングやアルゴリズムを基礎から学べます。スマートフォンでの学習に特化しており、忙しい社会人でも続けやすい設計です。
5. 合格者の体験談から学ぶ成功の秘訣
実際にITパスポートから基本情報技術者試験に合格した人たちは、どのように勉強したのでしょうか。
5-1. 体験談:科目B対策の重要性
「ITパスポートの知識で科目Aはなんとかなるだろうと高を括っていたが、科目Bのアルゴリズムで完全に詰まった。結局、科目Bに全体の7割の時間を費やし、毎日1問は必ず解くようにしてから合格が見えた。」
成功の秘訣:科目Aの知識に頼らず、科目Bの対策に集中すること。
5-2. 体験談:学習ツールの活用
「過去問道場とYouTubeの解説動画を徹底的に活用した。特に科目Bの解説は、テキストを読むよりも動画で動きを見ながら理解する方が早かった。」
成功の秘訣:無料のWebツールや動画を積極的に活用し、理解を深めること。
まとめ
ITパスポート合格は、あなたのITキャリアの素晴らしいスタートラインです。
次の目標である基本情報技術者試験は、ITエンジニアとしての基礎力を証明する価値ある資格です。
合格への鍵は、科目B(アルゴリズムとプログラミング)の徹底対策です。
この記事で紹介したロードマップと教材を活用し、最短での合格を目指してください。
あなたの挑戦を心から応援しています。
本記事が皆様のお役に立てば幸いです。
参考文献
[1] IPA 独立行政法人 情報処理推進機構. 「基本情報技術者試験」. https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/fe.html
[2] Skillnote. 「ITSSとは?ITスキル標準の概要と活用方法」. https://skillnote.jp/knowledge/skillmap_itss/
[3] スタディング. 「【2023年4月改訂】基本情報技術者試験の変更点まとめ!科目Bのプログラミング言語はどうなる?」. https://studying.jp/kihonjoho/about-more/kiji-28.html
[4] アガルートアカデミー. 「ITパスポートと基本情報技術者試験はどちらから受けるべき?難易度や出題範囲の違いを解説」. https://www.agaroot.jp/it_passport/column/ipass-or-fe/
[5] iTEC. 「基本情報技術者試験の勉強時間と勉強法」. https://www.itec.co.jp/examination/fe/_study.html
[6] Gakken. 「基本情報技術者試験の勉強時間はどのくらい?効率的な勉強法も解説」. https://reskill.gakken.jp/3325
[7] paru877. 「ITパスポート/基本情報技術者試験を受けた時の話(非IT系の人向け)」. https://note.com/paru877/n/n2564b78245d5
[8] daytwist. 「ITパスポート&基本情報技術者試験を受けてみた」. https://qiita.com/daytwist/items/c42560f86162e6611d2b



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